子供の矯正ってどんなもの?
スキャモンの成長発育シグモイドカーブ
子供の矯正では、顎を拡大したり、顎の成長を促進させたり出来ます。
これが大人になってから行う矯正治療との違いで、子供の矯正の最大のメリットです。
子供の矯正をやっておけば、将来の大人の矯正を無理なく歯を抜かずに行える確率が高まります。
ポイントになる年令は6才です。
6才になったら矯正専門医院へ相談に行きましょう。
あまり知られていませんが人間の顔面は男の子だと18才、女の子は15才まで年間約1〜2mmの成長を続けます。
鼻、上あご、下あごなど、顔の中でもパーツによって成長のピークがそれぞれ違います。
つまり顔の症例タイプによって、矯正治療の方法とタイミングが違うということです。
子供の矯正というのは顔や顎全体から形と機能を根本的原因を改善して、将来のために備える土台づくりの治療です。
そしてその土台をもとに、矯正治療の最大の目的である「80才で20本以上歯を残す」ということにつなげていきます。
矯正治療というのは、大きく分けて「一期治療」と「二期治療」に分かれています。
俗にいう「小児矯正」というのは「一期治療」にあたるものです。
だいたい小学生の間に1年〜1年6ヶ月ほど行う治療です。
俗にいう「成人矯正」というのは「二期治療」のことです。
だいたい中学生以降に1年6ヶ月〜2年6ヶ月ほど行う治療です。
子供の矯正である「一期治療」のメリットは数多く存在します。
一期治療は顔の成長ピークにあわせて治療を行うことにより、二期治療だけでは得られない治療効果を得ることができます。
小児期の治療である一期治療は期間が限られたやり直しのきかない治療です。
そして何より、二期治療のための大切な土台作りなのです。
当然、一期治療と二期治療は一貫して行うべきですね。
一期治療は「ジャンプ板」、二期治療は「跳び箱」のような関係です。
一期治療の結果によって、その後の二期治療の内容がかわってきます。
矯正治療というのは長期の観察力、技術、理論、哲学、医院システムが必要になります。
6才以降の矯正治療である「一期治療」からは、矯正専門医院の中から本当に信頼できる医院を慎重に選び、一貫して治療を行いましょう。
サイト制作管理者
白石矯正歯科院長
白石 圭より
矯正治療はきわめて専門性の高い医療です。
一人前の矯正専門医になるには、相応の専門教育機関で10年以上は修行が必要だと言われています。
また、矯正治療に関する情報は世間に氾濫しておりますので、患者さんにとっては信頼できる医院を見つけだしにくいというのが現状だと思います。
本サイトは、信頼できる矯正専門医の治療を一人でも多くの方に受けていただきたいと考えて制作いたしました。
お子様の為を思うお母様方の一助になれば幸いです。
白石 圭